一般社団法人ひとくらす
代表理事
三森孝浩の思い

古来より「火」は文明の源として、「明るさ」や「暖かさ」を与え、私たちの生活に密着して存在してきました。火は動物から身を守り、暗い夜を照らし、寒い夜は身体をあたため、食べ物を焼くことでおいしさを与えてくれます。

また、物理的な暖かさだけではなく、炎のゆらぎ、木の燃える音や香りなど、五感で感じるさまざまなものが、心をほぐし温めてくれます。そして、火の回りには自然と人が集まり、団らんの拠点となり、コミュニケーションや共同体の発達にも寄与してきたのです。

しかし、近代化が進むに つれて、時に危険を伴う火は、私たちの暮らしから どんどん遠ざけられていき、その結果、今では火を全く見ることのない生活までが実現するようになってきました。

夕食後のひととき、テレビと電灯を消してキャンドルを灯す。それぞれに過ごしていた家族がキャンドルを囲むように集まり会話が始まる。暮らしの中から失ってしまった火を取り戻すことは、それとともに失ってしまったコミュニケーションの時間を復活させてくれます。
 
かつては火のある暮らしをしてきた私たちにとって、「火」を囲みながら過ごす時間は、日々のくらしにちょっとしたゆとりを見つける良いきっかけとなることでしょう。

◆閉校利活用までの経緯
旧中谷第二小学校の旧校舎は、1991(平成3)年に完成しました。

その後、町内6つの小学校の統合により2015(平成27)年3月末に閉校となりました。
閉校後は、同年より地元行政区を主体とした利活用の検討を開始。

2017(平成29)年度に「一般社団法人ひとくらす」が設立され、モニターツアーやトークイベント、一日レストランなどの実証実験を通して、施設の利活用を検討を継続して行ってきました。

閉校前、最後の集合写真
中谷第二小学校校歌
リノベーション前のひとくらす

一般社団法人ひとくらすACCESS

〒963-7803
福島県石川郡石川町大字中田字八又396-1
福島空港から約16㎞、車で約25分

定休日:水曜日
営業時間:9:00〜20:30
Tel:0247-57-7073
Mail:hitokurasu@gmail.com

施設見取り図

上空からのドローン映像